この記事では次のことが分かります。
・バス釣りミノーロッドのベイトロッドを選ぶ為の6つの要素
・ケース別のバス釣りミノーロッドの選び方
・初めて持つバス釣りミノーロッドのベイトロッドをタイプ別に紹介
この記事を見て頂ければ、どんなミノーロッドを選べばいいのかが分かりますので参考にしてみて下さい!
・30代で娘が2人いるパパです
・安定して釣る為に勉強やテクニックを磨き中
・アメリカンルアーが好きでメインで使用している
目次
バス釣りミノーロッドを選ぶ為の6つの要素

ミノーに適したロッドを選ぶ為に必要な要素が6つあります。
- 長さ
- 硬さ
- テーパー(曲がり方)
- グリップの長さ
- 材質
- 価格
になります。
①長さ
1つ目は、ロッドの長さになります。
ロッドの長さは、フィートとインチの単位で表しています。
1フィート | 約30.5cm |
1インチ | 約 2.5cm |
ロッドの長さによって、ミノーの操作の違いを下記に表にまとめました。
長さ | 操作性 |
5.6フィート(約168cm ) | ミノーに最も適して、操作性が高い |
6フィート(約182cm ) | ミノー以外のルアーも操作がしやすい |
6.6フィート(約198cm) | ミノーには、やや適している |
7フィート(約213.3cm) | ミノーには適さない |
ミノーで使用する場合の長さは、6フィート以下(約182.8cm)が最も良く、長くても6.6フィート(約198cm)までを選んでください。
なぜかと言うとミノーというルアーは、ミノーを一定の水位にキープに保ちながら細かいロッド操作が多いルアーになります。
例えば、7フィート(約213.3cm)のロッドだとアクションした時に水面にロッドの先が当たりやすくなり、上手く操作ができなくなります。
なのでミノーの操作性が良く、しっかりとミノーをコントロールできるの長さが6フィート以下になるのです。
②硬さ
2つ目は、ロッドの硬さになります。
ミノーに適した硬さは、M(ミディアム)、ML(ミディアムライト)のどちらかを選んでください。
硬さによる操作性とルアーに掛かる力がどう違うのか下記にまとめました。
パワー表記 | 操作性 | ルアーに掛かる力 |
L(ライト) | 少しやりにくい | 弱い |
ML(ミディアムライト) | とてもやりやすい | 適度な力 |
M(ミディアム) | とてもやりやすい | 適度な力 |
MH(ミディアムヘビー) | やりにくい | 強い |
各メーカーのロッドにもよりますがL(ライト)の硬さになると柔らかすぎて、ルアーにアクションが伝わらず、あまり動かなかくなります。
逆にMH(ミディアムハード)の硬さだとミノーにアクションが伝わりすぎてしまい、動きすぎてしまいコントロールが難しくなります。
なので、ミノーに適した硬さは、ミノーに伝わりが丁度よく、コントロールもやり易いM(ミディアム)もしくはML(ミディアムライト)となるのです。
また、二つの硬さは、ルアーの長さと重さによって分けてられます。
M(ミディアム) | ML(ミディアムライト) | |
ルアーの長さ | ルアーの長さが100mmぐらい | ルアーの長さが90mmぐらい |
ルアーの重さ | 重さが10〜15gあたり | 重さが5〜10gあたり |
対象ルアー | ラトリンログ、VARUNA、ワンテンなど | ロングA、阿修羅、サイドステップなど |
③テーパー(曲がり方)
3つ目は、テーパー(曲がり方)になります。
テーパーとは、ロッドの曲がり方でロッドのティップ(穂先)からどこまで曲がるかがテーパーの種類によって違ってきます。
ミノーロッドで適したテーパーは、レギュラーテーパーもしくはファーストテーパーを選んでください。
二つのテーパーの特性は、下記の様になります。
レギュラーテーパー | ファーストテーパー | |
特徴 | ティップ(穂先)からベリー(ロッドの中間部)が曲がる | ティップ(穂先)付近が曲がる |
タイプ | キャスト(投げる)重視 | 操作性重視 |
初心者の方で初めてのベイトロッドでミノーを使うならレギュラーテーパーになります。
なぜなら、ベイトロッドで基本となるキャスト(投げる)事が上手くできないとバスがいそうな所に投げれないので意味がありません。
なので、キャストの基本を学ぶ事ができて、ルアー操作も優れているレギュラーテーパーがいいからです。
最もミノーを操作するのに適したテーパーを選ぶならファーストテーパーになります。
操作以外にもキャスト(投げる)精度もいいので狙った所に投げ易いです。
ですが少し慣れが必要になる為、初心者の方が使用すると少し苦労すると思いますが徐々に慣れていきます。
④グリップの長さ
4つ目はロッドのグリップの長さになります。
グリップとは、リールを取り付ける所であるリールシートという部分がありますがその後ろの部分にあるのがグリップになります。
グリップが長いか短いのかでロッドワーク(竿でルアーを動かす事)のやり易さが大きく変わってきます。
ミノーロッドを選ぶ場合は、グリップが短いタイプを選択してくださ。
グリップが短いとどんなメリット・デメリットがあるか下記にまとめました。
メリット |
|
デメリット |
|
デメリットもありますがアクションもやりやすい上にキャスト(投げる)正確さやテンポの良さがあるので操作性を必要とするミノーロッドには短いタイプが向いているのです。
⑤材質
5つ目は、ロッドの材質になり、基本バスロッドで使われている材質は、3種類あります。
それが
- カーボン素材
- グラス素材
- グラスコンポジット素材(カーボン素材とグラス素材を融合した素材)
の3つになります。
3つの材質を簡単にまとめたのが下記の表になります。
カーボン素材 | グラス素材 | グラスコンポジット素材 | |
反発力 | 高い | 低い | やや低い |
感度 | 高い | 低い | やや低い |
軽さ | 軽い | 重い | やや重い |
操作性 | やりやすい | やりずらい | 普通 |
強度 | 折れやすい | 折れにくい | やや折れにくい |
ミノーロッドで選ぶ材質は、カーボン素材のロッドを選んでください。
カーボン素材の最大の特徴である軽さになり、ミノーをしっかりとアクションができ、連続したアクションを一日やっても疲れにくく、集中して釣りが出来ます。
また、感度も高いのでバイト(魚が口を使う事)があった事が分かりやすいです。
キャスト(投げる)においても、反発力が高いので飛距離も出やすいのも特徴です。
デメリットとしては、反発力が高い分、バイト(魚が口を使う事)があっても弾かれやすく、針がかかりにくい傾向があります。
また、瞬間的に大きな負荷がかかったり、傷がついたりしたら折れ易いので取り扱いに注意してください。
⑥価格
6つ目は、価格になります。
価格によって、ガイド・製法技術・軽さ・パワー、釣り方などに特化しているのか、適応性が広いのかなどが違ってきます。
バス釣りをする為に一つのタックルの費用がリール・ロッド・ライン・ルアーで約2万5千円あれば揃います。
そうなると私の様にお小遣い制のパパさんや学生の方であればなるべく安く揃えたいのが現実です。
なので、ミノーロッドを選ぶ価格は、大体1万円前後ぐらいであれば長い目で使う事も出来ますし、手が届きやすい価格でもあります。
また、近年のロッドは、安くても高いロッドと変わらないぐらい技術が発達してきていますので価格が安いからダメなロッドではありませんし十分に釣りができます。
バス釣りミノーロッドのケース別の選び方

初心者の方でもいくつかのケースがあると思いますが自分なりに分けると4つのケースがあります。
- 初めてベイトロッドを持つ方
- バーサタイルロッドを持っている
- 巻き物用ロッドを持っている
- 打ち物用ロッドをもっている
になります。
さらに4つのケースは、2つのタイプのミノーロッドで分けられます。
バーサタイルタイプ | ミノー以外に適応ルアーが広い |
操作性タイプ | ミノーの操作性を重視 |
になります。
2つのタイプの要素をまとめたが下記になります。
バーサタイルタイプ | 操作性タイプ | |
長さ | 6フィート前後(約182cm ) | 6フィート以下(約182cm ) |
硬さ | M(ミディアム) | M(ミディアム) or ML(ミディアムライト) |
テーパー(曲がり方) | レギュラー | ファースト |
グリップの長さ | 短いタイプ | 短いタイプ |
材質 | カーボン | カーボン |
価格 | 1万円前後 | 1万円前後 |
4つのケース別で2つのタイプのどれを選択すれば良いのかを解説していきます。
初めてベイトロッドを持つ方
初めてベイトロッドを持つ方は、バーサタイルタイプを選んでください。
まずベイトロッドでキャスト(投げる)が出来ることが重要になります。
なので、レギュラーテーパーは、投げやすさに向いているテーパーでルアーの重みでしっかりとロッドが曲がるのでキャスト(投げる)しやすく、キャスト(投げる)を学ぶに適していてミノーを操作性もいいです。
また、硬さをM(ミディアム)にする事でミノー以外にも巻き物ルアー(クランクベイトやスピナーベイトなど)やトップウォーター(表層系ルアー)など幅広く使えて、14gぐらいのルアーであれば一本で対応できるのでオススメの理由になります。
バーサタイルロッドを持っている方
バーサタイル(適応性の広い)ロッドを持っている方は、操作性タイプを選んでください。
よりミノーに適したロッドを選ぶ事によりテキサスリグやワーム、巻き物ルアークランクベイトやスピナーベイトなど)は、持っているバーサタイルロッドを使い、ミノーやトップウォーター(表層系)は、ミノーロッドと言った感じで使い分ける事ができます。
打ち物用ロッドを持っている方
打ち物用(テキサスリグやラバージグ用)ロッドを持っている方は、バーサタイルタイプを選んでください。
バーサタイルタイプのミノーロッドであれば、ミノー以外に巻き物ルアー(クランクベイトやスピナーベイトなど)やトップウォータールアー(表層系)などを扱える事ができます。
これで2本のロッドである程度のルアーが扱える事になるのでバス釣りの戦略が大きく増えます。
巻き物用ロッドを持っている方
巻き物用(クランクベイトやスピナーベイトなど)ロッドを持っている方は、操作性タイプを選んでください。
ミノーやトップウォーター(表層系)は、ミノーロッドを使い、クランクベイトやスピナーベイトなどは、持っている巻き物用ロッドで使い分けて下さい。
そうする事により適したロッドの使い分けができ、ルアーの性能を活かす事が出来ます。
バス釣りミノーロッドのタイプ別オススメ6選

バス釣りミノーロッドの6つの要素をもとにタイプ別オススメロッドを紹介していきます。
バーサタイルロッドタイプ
バーサタイルロッドタイプの6つの要素は、下記の様になります。
長さ | 6フィート前後(約182cm ) |
硬さ | M(ミディアム) |
テーパー(曲がり方) | レギュラーテーパー |
グリップの長さ | 短いタイプ |
材質 | カーボン素材 |
価格 | 1万円前後 |
【メジャークラフト・BASSPARA(バスパラ)BXC-632M】

出典:メジャークラフトHPより
長さ | 硬さ | テーパー | 適合ルアーウエイト | 素材 | 価格 |
6.3フィート(約192cm ) | M | レギュラーファースト | 1/4〜3/4oz(7〜21g) | カーボン | 7,600円 |
メジャークラフトの入門用バスロッドシリーズのバスパラ。
このシリーズのBXC-632Mがミノーのバーサタイルロッドとして、オススメになります。
テーパーがレギュラーとファーストの中間でレギュラーファーストになり、ミノーの操作性と相性はよく、キャスト(投げる)においても投げやすくなっています。
また、巻き物ルアー(クランクベイト、スピナーベイトなど)から軽めのテキサスリグも使えるので幅広く対応できて、価格がなんと7,600円になるのでコスパがいいロッドになります。
【クァンタム・グラフェックス 2PC キャスティング GXC602M】

長さ | 硬さ | テーパー | 適合ルアーウエイト | 素材 | 価格 |
6フィート(約182cm ) | M | ファースト | 1/8〜1/2oz (3.5〜14g) | カーボン | 9,180円 |
グラフェックス602Mは、ファーストテーパーと言ってますが使った感じは、レギュラーテーパーよりでミノーの操作性は、やりやすく、しっかりと動いてくれます。
実際にミノー以外の巻物ルアー(クランクベイト、スピナーベイトなど)でも使っているのですがストレスなく使え、汎用性は十分あります。
また、キャスト(投げる)において、ルアーの重さをロッドに乗せ易いで投げやすいのも特徴です。
特に初心者の方で始めて持つロッドとして、誰でも操作がしやすく、キャスト(投げる)もしやすいのでオススメです。
【シマノ・バスワン XT 162M-2】

出典:シマノHPより
長さ | 硬さ | テーパー | 適合ルアーウエイト | 素材 | 価格 |
6.2フィート(約188cm ) | M | レギュラー | 7〜21g | カーボン | 9,800円 |
初心者向けのロッドでもあるシマノ・バスワンXTシリーズになります。
ミノーを使えるバーサタイルタイプとしては、バスワンXT162M-2がオススメになります。
少し長さがあるのですがミノーはもちろん、クランクベイトやスピナーベイト、トップウォーターなど一本で幅広く使えます。
また、レギュラーテーパーでキャスト(投げる)もしやすいし、価格においても一万円切り、性能も十分あるロッドになります。
操作性ロッドタイプ
操作性ロッドタイプの6つの要素は、下記の様になります。
長さ | 6フィート以下(約182cm ) |
硬さ | M(ミディアム) or ML(ミディアムライト) |
テーパー(曲がり方) | ファースト |
グリップの長さ | 短いタイプ |
材質 | カーボン素材 |
価格 | 1万円前後 |
【シマノ・バスワン XT 156ML-2】

出典:シマノHPより
長さ | 硬さ | テーパー | 適合ルアーウエイト | 素材 | 価格 |
5.6フィート(約168cm ) | ML | レギュラー | 5〜14g | カーボン | 9,000円 |
初心者向けのロッドでもあるシマノ・バスワンXTシリーズになります。
このバスワンXTに新たにラインナップされた内の1本がバスワンXT156ML-2になります。
テーパーは、レギュラーテーパーで硬さがMLなので重めで大きめのミノーをアクションするには、少し無理があると思いますが小型のミノーであれば快適にアクションができます。
また、MLの柔らかさでルアーの重さがロッドにのせやすいので小型のミノーでもキャスト(投げる)がやり易いです。
コスパも良く、小型のミノーをメインに使いたい方、小・中学生や女性の方にオススメです。
【クァンタム・グラフェックス 2PC キャスティング GXC561M】

長さ | 硬さ | テーパー | 適合ルアーウエイト | 素材 | 価格 |
5.6フィート(約170cm ) | M | ファースト | 1/16〜3/8oz (1.8〜11g) | カーボン | 9,180円 |
グラフェックス561Mも僕が使用しているロッドでミノーを使う時には、よく使っているロッドになります。
グラフェックス602Mと似ていますがグラフェックス561Mの方が若干竿先が張りがあり、硬い感じがします。
ですが5.6フィートの長さなので操作性は、とても良く、始めてこのロッドでミノーを使った時も『上手くなったな!自分!』と思うぐらいしっかりと動いてくれます。
また、トゥイッチング(弱った魚を演出するアクション)やジャーキング(逃げ惑う魚を演出するアクション)などの細かいアクションを長時間しても疲れにくいのです。
キャスト(投げる)の飛距離は、長さが短い為落ちますがキャストの精度は、よくなります。
バスプロショップス・ツアニースペシャルTSR56MC

長さ | 硬さ | テーパー | 適合ルアーウエイト | 素材 | 価格 |
5.6フィート(約170cm ) | M | ファースト | 1/4〜5/8(7g〜17.5g) | カーボン | 12,980円 |
アメリカで有名な釣具店であるバスプロショップスより販売してるロッドがツアニースペシャルTSR 56MCになります。
ツアニースペシャルTSR 56MCのグリップがガングリップ(上記の写真のAのタイプになります)になっているのが特徴で握りやすくなり、長さが5.6フィート(約170cm )なので操作性はよく、快適にミノーにアクションができます。
また、5.6フィート(約170cm )の長さとファーストテーパーなのでトゥイッチング(弱った魚を演出するアクション)やジャーキング(逃げ惑う魚を演出するアクション)と言った細かいアクションもやりやすく、ピンスポットにもしっかりキャスト(投げる)ができるロッドでミノーロッドとして、ポテンシャルは高いロッドです。